【J特】J2から世界へ 天皇杯決勝!

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いよいよ念願の天皇杯決勝です。元日の舞台は国立。ここ数年では今年が一番その場所に近づいたと思っていたので決勝に進出したことも、ある程度は覚悟できていましたがやはりこの場所に来るのは嬉しいものです。
日本で唯一2チームだけが許された元日サッカー。
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この日のドロンパは紋付き袴で登場。この衣装はセレッソ戦の後、急遽、用意したものなのでしょうか。少し気になるところです。
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ウチのゴール裏らしい光景。ゴール裏にこたつを持ち込んで、麻雀に興じる人たち。こんなお馬鹿なノリが東京のゴール裏らしいノリです。ただ、どうしてもその辺を他のチームのサポーターには理解されないのがちょっと残念なところ。
他にもたこ揚げを行うサポーターがいたり、決戦を前にまったくいい意味では緊張感のないゴール裏の雰囲気でした。
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そんな試合前、ゴール裏にはスペシャルな方々が。東京MXテレビの「FC東京魂」がらみでもあったのですが、お笑い芸人のゆってぃが登場。あいかわらずなにを言ってるかよく分からず、新年早々、初滑りでした。(笑)締めは「ワカチコ」。
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続いては土屋礼央、RAG FAIRのリードボーカルでもありました。礼央曰く「選手はサポーターのアーレ!のかけ声がかかるとパスを回しやすい!」と言ってました。
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最後はジョナサン・シガーが登場。
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そしていよいよ決戦、京都との戦い。決勝の相手が京都というのは非常に因縁深いものがあります。思えば2010年、降格が決まったときの相手が京都、西京極でなすすべなく敗れJ2降格となりました。その時の想いを晴らすべく、今シーズンは4-0、6-1と勝利していましたが、ここでもう一度、勝って、J2降格のあの想いを払拭するには絶好の相手です。
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試合前にはいきなり
♪らーらーらーららららー1億円!1億円!と郷ひろみの替え歌を歌い、
♪元旦国立 勝ったらアジア 青青 赤赤 勝ったら 1億円、とマルモリの替え歌を歌い、
さらに
♪J1なんてらーらーらーららららーらーと歌い、「京都のみなさんも一緒に!」と煽って、さらに
「でも~」
「俺たちJ1」
「おまえらJ2」
「でも~」
♪J1なんてらーらーらーららららーらー
と煽り。既にネットなどでは待ってましたとばかりに叩かれているみたいだけど、ウチらしいと言えばウチらしい。これ、別に京都をバカにしているわけでもなく、今年はウチらはJ1、京都はJ2だけど、決勝に来たのは去年J2だったウチら、J2の方がすごいぜ!J1なんてさ~っていう感じなんだけどね。
そして、ウチ側はどうなっていたか分からなかったけど、京都のゴール裏もすばらしいコレオ。
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ドロンパを交えての記念撮影。この日のスタメンは前節を変わらず。主審は予想通りの西村でした。
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いよいよ試合開始。さすがに天皇杯決勝に進出してくるだけあって、京都の攻撃はすばらしかった。前半から京都がコンパクトで早いパス回し、東京の選手達を慌てさせます。京都のパス回しについていくだけ、という感じで振り回されている感じでした。東京はなかなかリズムをつかめず京都に押され気味でした。GKでも権田が焦ってタッチを割るボールを蹴ったりちょっと浮き足立っている感じもありました。
そんな中、いきなり、守備の乱れから、2人ではさみに行ったところボールがフリーな選手に出て、それをドフリーで決められ、先制されてしまいます。非常に嫌な雰囲気がスタジアムを包みました。まだ時間はあるので落ち着け、と想いながら応援をしていきます。当然攻めなければならない東京は徐々に押し込んでいき、セットプレーのチャンス。前日もかなり練習をしていたセットプレー、これを後ろから来た今野が渾身のヘッドで同点。今野の状況を考えると「置き土産」とは言いたくないけど、「絶対にチームを勝たせたい」と自らが鼓舞しているそんなゴールでした。こうなると選手もサポーターもいける!という雰囲気になってきます。この同点ゴールは先制されると追いつくのがむずかしい東京にとって勇気を与えました。ここからもう1回、落ち着いてやり直したい、という感じでした。実際見ていて、「落ち着かせたいな」と思っていました。
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応援中に突然足下がフラッと・・・まさかサポーターが跳ねていてスタジアムが揺れたわけではないだろうな、と思っていたら、どうやら地震があったようです。かなり大きい地震だったようですが、試合はそのまま続けられていました。ただ、この時間、地震のせいでちょっとサポーターの集中が切れた感じで、その時、京都に押し込まれてしまったのは危なかったなぁ。
そしてその直後にゴール前でFK。鳥取で決めたのと同じくらいの距離、角度、蹴るのは森重!と思ったら、ナオがボールをチョコンと出してそれを森重がシュート。これがズドン!とネットに突き刺さり2-1と逆転。これで「いける!」と感じたゴールでした。このゴールは大きかった。すばらしいキックでした。この時点でちょっと熱いものがこみ上げてしまいました。
こうなると選手もサポーターもイケイケ、モード。選手達も落ち着きを取り戻し、自分たちのサッカーをし始めます。大胆なサイドチェンジなども多く見られるようになり、京都の陣内でパス回しからゴールを狙う時間帯が続きます。そして前半終了間際にはルーカスが抜け出して3-1、これ以上ない展開で前半を終了しました。
ルーカスの抜け出しもすばらしかった。これであと45分、ぐいっと栄冠を引き寄せた感じでした。
それにしてもバーに当たったナオのゴールが決まったら、もう完全にやばかったですね。
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後半に入っても東京、京都がお互いの持ち味を出しながらの展開。東京は追加点が欲しかったところですが、京都も3-2になればまだチャンスはある、とばかりに攻めてきて一進一退の攻防。梶山のパスミスが目立ってきたのが気になりましたが、それでもしっかり集中して守備をして京都にゴールを許しません。権田もナイスセーブを連発していました。
後半に入る直後に権田が監督の所に行ったり、今野がキックオフ前にいきなり水を口に含んだりバタバタしていたのですが、後で今野が体調不良で吐いたらしい、ということで、その状況でよくあれだけのプレーができたな、と思いました。
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そして、追加点は東京。カウンターから椋原の上がり、DFとゴールキーパーの間に出したボールをルーカスが技ありのサイドネットへのシュートでゴール、4-1、ほぼ天皇杯を手中に収めたそんな感じのゴールでした。この時点で自分はもう天皇杯優勝を確信したそんなゴールでした。
このまま5-1、6-1としたかったですが、京都も意地を見せます。怒濤の攻撃で押し込み、特に久保が入ってからはちょっと守備が混乱して防戦一方、さらに、4-1にしてすぐにCKから久保に決められたのは痛かったです。完全にフリーになっていました。
その後はずっと押し込まれていました。交代選手、特にセザーが途中から入ったのに前線での運動量が全くなく機能していなくてかなりイライラしました。京都はケガの選手が出て交代プランが崩れたのも誤算だったのでしょう。でも、選手が倒れているときに権田が駆け寄ってすぐに京都のトレーナーを呼んだのはナイスだと思いました。
そしてロスタイムは4分かと思ったら3分、そこを何とか凌ぎきり、ついに4-2で勝利を収めました。
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待ち望んでいた瞬間がやってきました!
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結果は4-2となりましたが、天皇杯を戦ってきて一番強くていいサッカーをしていたのは間違いなく京都、これだけのサッカーを去年1年通してやられていたらウチのJ2優勝は厳しいものになっていただろうな、と感じさせるだけのものはありました。祖母井GMですし、2012年はもっといいチーム作りをしてJ1復帰できるのではないか、と思える内容でした。京都のサッカーもすばらしかったので、この天皇杯決勝はは見ていて楽しくすばらしいものになったと思います。
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そして準備が着々と進む表彰台。
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まずは準優勝の京都の表彰。まさにGood Looser という言葉がふさわしいそんな戦いでした。
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そして次はいよいよ我々、東京。この瞬間を待ち望んでいました。国立のビジョンにこういう風に映し出されるのは感無量です。
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選手達がメダルを授与されていきます。なによりこの天皇杯の音楽がこの表彰式にはほんとにぴったりだと思います。
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そして、高円宮妃殿下久子様と小倉会長の手で天皇杯が運ばれてきます。
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キャプテン今野が天皇杯を掲げます!この瞬間を待ち望んでいました。一昨年の失意の西京極から1年、J2優勝、そして天皇杯優勝、サッカーの厳しさと楽しさをあらためて実感した1年でした。
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♪国立~国立~俺たちの国立~
実質、FC東京のホームとも言うべき東京・国立競技場でのこのビジョン表示は本当に嬉しい。
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東京の選手達が記念撮影をしている間に京都の選手が東京のゴール裏に挨拶に来ました。これは珍しいのではないかと思います。
東京のゴール裏からも惜しみない拍手と、「1年で上がってこい!」「来年待ってるぞ!」というかけ声が多くかけられました。
正直、一昨年の西京極のことがあって、京都には「10倍返し」をしないと気が済まない、などと思っていましたが、この試合でそんな想いはもう忘れてしまいました。あの西京極の借りはこの天皇杯決勝で返したといってもいいでしょう。
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そして天皇杯優勝を成し遂げたので、なんとACL出場が決まりました!
去年の柏がJ2優勝→J1優勝なら、我が東京はJ2から世界へ、J2からACLを成し遂げました。
とにかくJ2での1年は各J2のチーム、サポーターのホスピタリティにふれ今となってはすばらしい想い出となった1年でした。チームもJ2で大きく成長したのかなと思います。今日の試合、0-1になった時点で去年なら間違いなくそのままズルズル言ってたと思うし、4-2になったときも、4-3にされてバタバタして気づいたら4-4にさせられたと思います。1年、J2で鍛えられてそういうメンタリティも備わったのかな、と。そういう意味で本当に今となってはJ2降格も悪くなかったと思えるかもしれません。
そして、まだJ1昇格を成し遂げていないチームのホスピタリティは鳥取を筆頭に感謝、感謝です。ぜひ、今年はウチに続いてそういったチームもJ1昇格、そして天皇杯優勝、ACL出場権獲得をして欲しいと思います。
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ナオがカップを掲げてゴール裏へやってきました。みんな最高の笑顔です。
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ゴール前にキャプテン今野、大熊監督がやってきました。まだ今野の去就は明らかになっていませんが、ACL出場も決まったことだし、残留しちゃえばいいのに、って思います。
監督についてはリーグ中は采配にかなりの疑問があったのも事実ですが今日は素直に感謝したいです。
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ルーカスは青いサンタ帽をかぶって登場。大事に持っていたんだね。そして塩田はチャンピオンベルト。
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サポーターを前に記念撮影。ポジションを修正する羽生先生(笑)
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今回もちょっと怪しかったけど無事に落とさず?大熊監督の胴上げが行われました。
その後、大熊監督のシャー、「サンキュー大熊」コールと続きました。
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その後も選手達の喜びは続きます。センターサークルで輪になって喜びを表現。
この試合を最後に東京を去る選手もいるだろうし、そういった意味での最後の想い出になった選手もいるんだろうな。

長くなりましたが、自分的にはリーグ優勝も嬉しいけど権威ある天皇杯を獲れたのがなにより嬉しいです。
これに満足することなくぜひ天皇杯連覇、と行きたいところです。

それにしてもいい年明けとなりました。
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by y_flugels | 2012-01-02 20:32 | ++FC TOKYO