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[2003年12月20日]丸亀遠征

12月といえばサッカーのサポーターにとっては天皇杯のシーズンです。この天皇杯はホーム&アウェイに関係なく全国にいわば巡業をさせられる大会方式になっています。なので普段では行くことのない場所に行かされたりするので、遠征好きのサポーターにとっては格好の小旅行となります。FC東京も初戦の3回戦はホームでしたが、4回戦は四国・丸亀でヴィッセル神戸と対戦することになりました。四国といえば今話題の讃岐うどん、うどんツアーとあいなりました。

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今回一緒に遠征する人と同じ飛行機ということで、羽田6:50発のJD391の高松行に搭乗することに。よってほぼ始発に近い時間の電車で地元の駅を出ることになりました。しかし・・・思ったより人が乗っていたのには驚きました。

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前日から西日本は雪に見舞われ荒天模様。空港に着くと搭乗予定のJD391は天候調査になっていました。その後、出発はするものの高松空港の天候次第では伊丹空港にダイバードする可能性がある旨が発表されました。

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多少の揺れはあったものの着陸には問題ない天候で無事に高松空港に到着。雪が降りそうな寒さでしたが、なんとか曇り空で天候が持ってくれることを祈るばかりです。空港からは乗り合いタクシーで丸亀市内へ向かいます。

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丸亀の駅前で自転車を借りて讃岐うどん屋めぐり。自転車は500円払って400円が保証金となっています。1軒目は古くから営業している浦嶋うどん本店にお邪魔しました。おばあちゃんが一人でやられているお店でいかにも地元のお店っていう感じでした。朝早くからの訪問に驚いていましたが、昔、TVの取材(「ぶらり一人旅」)も受けたことがあるそうです。オーソドックスなかけうどんです。油揚げが入っているのが嬉しい限りです。すごく厚い油揚げで噛むと汁がにじみ出てくる、どちらかというと雁もどきっぽい感じでした。

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次は麺処綿谷。ここは昔は一軒家みたいな感じのお店だったようですが、改築されてすっかり近代的なお店になっていました。ここの名物は肉うどん、だそうで、なんでも給食センターを運営している関係で大量の肉が入るので美味しいんだそうです。が、すでに2杯目、しかも飛行機の中で万世のカツサンドを食べてしまったために、お腹と相談し普通のうどんに。ここはぶっかけがあったので、それで。讃岐うどんブーム以来、食べ方はもっぱらぶっかけ派なのです。今回は温ぶっかけを食べてみました。

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2軒も回るとちょうどお昼近くになりましたので、そのまま自転車で丸亀の競技場へ。試合会場は駅前から自転車で15~20分くらいの場所にあります。地方競技場にしては交通の便がいい方だと思います。今日の相手はヴィッセル神戸、基本的に相性は悪いのですが、2ndでは勝利しており、ただ親会社が会社更生法の適用を受けているので、横浜フリューゲルスの時と同じようにチームのモチベーションが上がっている可能性があり、要注意の相手です。

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これはメインスタンド。地方スタジアムにしては立派な作りです。
ここのスタジアムDJががんばって年に1度のJリーグ開催と言うことで盛り上げようとしているのですが、滑りまくりでただでさえ雪が降りそうな寒さなのにますます寒さが助長されてしまいます。ただ選手紹介の時に代表選手には「日本代表」ときちんと紹介し、我らがアマラオについては「King of TOKYO アマラオ」と紹介。サポーターが盛り上がったのはいうまでもありません。

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試合は1点を献上して前半を終了、石川がいないのが大きく響いているのか?そして後半、つまらないミスから(GKとDFの連携ミス)、2点目を献上。このクソ寒い中、霰も降ってきて丸亀にうどんを食いに来たのか?と思った矢先、アマが入り動きが良くなった東京がついに残り10分で阿部のゴールで1点差、そしてサポーターのボルテージが最高潮に。サポートソングを歌って選手を後押し、終了間際に待たしても阿部が魂のこもったゴールで同点!今年観戦した試合のゴールでも記憶に残るビューティフルゴールで延長に。
延長も押してはいたものの決勝点が入らず、前節についでのPKに。東京のGKが止められるわけないと思っていただけにミスは許されなかったのですが、殊勲の阿部がPKを止められ万事休す。今年の天皇杯は休戦になりました。
試合後、この試合でチームを去る、King of TOKYOのアマラオがサポーターの所に挨拶、最後のアマラオコールで送り出しました。

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帰り道に丸亀城に寄ってみることにしました。

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お濠のまわりを自転車で走って城址公園の入り口になっている大手門に向かいます。

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城址公園の上まではかなりの角度(45度くらい?)の急坂を登り切らなくてはなりません。さすがに息が切れてしまい、足がパンパンになってしまいました。上からは丸亀の町並みがきれいに見えました。

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これは岡山方面の景色。きれいに瀬戸大橋をみることができます。

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残念ながら天守閣の中には時間切れで入れませんでした。そういえばレンタルサイクルもこの天守閣もシルバーの人たちが管理をしていました。丸亀ではシルバーがけっこう働いている姿を見ました。

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丸亀駅に戻る頃にはだんだんと気温も下がってきて夜の帳が降りてきます。帰りは高松から寝台車なので高松駅へ向かいます。駅でFC東京の球団社長と遭遇。

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高松に着いたのが夜19時。帰りの寝台車は21時20分発なので夕食は高松市内で取ることに。となればお約束で讃岐うどん。瓦町近くにある鶴丸に行きました。ここは夜20時から開店という讃岐うどん屋では珍しい夜型のお店(普通は早朝からお昼過ぎまで営業)で、名物はカレーうどんだそうですが、やっぱりぶっかけうどん。
20時から始まるはずですが5分過ぎても始まる気配なし、先に並んでいる方がお店をのぞくとまだ仕込み中で中で待っててくださいとのこと。中で谷&田村亮子の結婚式のTVを見ながら注文を待つ。
カレーうどんはその前々日に食べていたので迷わず温ぶっかけ天うどんを注文したのですが、これが正解。開店直後と言うこともあり揚げたての天ぷらとうどんが最高でした!

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瓦町からは琴電で高松築港へ。そこから歩いたところにJRの高松駅があります。琴電で走っている電車はなんと昔、京浜急行で走っていた車両だそうです。

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高松駅前には青鬼の石像が。そういえば高松といえば船で鬼ヶ島に渡れるんですよね。岡山が桃太郎で有名ですが、こちらでは鬼ヶ島が有名です。っていうか親切な青鬼って。。。

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高松駅はすっかりクリスマスイルミネーションが施されていました。長崎の駅の時もそうだったのですが、どうも最近の駅はこんな感じの近代的な造りの駅が多いですね。昔の建物も趣があっていいんですけどね。

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高松からは「サンライズ瀬戸」で東京まで。東京までは約10時間の旅です。値段的には飛行機とかわらないこともあり、せっかくなので夜汽車の旅を楽しむことにします。

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今回はソロに乗車。あとでネットで見たら、あと3000円払ってシングルに乗った方が部屋の広さとかを考えるとお得、ってあったのですが、確かに寝返りは打てないし着替えも一苦労でしたのでちょっと失敗。でも横になれるのは大きいですね。

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車内はこんな感じでほとんどが個室になっているので女性の人も安心して使えると思います。それにまだ新しいせいか木目調の車内はきれいな感じがします。寝台車が減っている中でこれだけきれいであればまた乗りたいと思うし、頑張って欲しいです。

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瀬戸大橋を渡り岡山駅で一緒になるはずだった山陰からのサンライズ出雲が雪のため運休なので単独で走ります、というアナウンスがあってから小田原あたりまではすっかり爆睡。なんだかんだ言って寝れたのですがそれでもやっぱり疲れは残りました。
そして東京に到着。こんな朝早い時間に朝帰りで家路につくのも久しぶりな感じでした。

by y_flugels | 2006-02-21 21:27 | ++昔の想い出