仙台でカリブのかおりを
日本代表の試合がある日ですが、この日は仙台へ。昨日の夜、最終便の1本前で帰京し、朝の新幹線で仙台へと向かいます。(その方がパックなどを使っているために格安だったのです)すでに東京駅にはメキシコ人サポーターが大挙にいて”、メヒコ”コールしていました。もちろんメキシコ人のとんがり帽子をかぶっていて、昨日までのイングランドサポーターとが別で陽気なサポーターたちという感じでした。
仙台駅に着き新幹線出口から仙台駅のコンコースに降りようとすると、すでに先発したメキシコ人サポーターが新幹線で後から来たメキシコ人サポーターを「メヒココール」で出迎え!ある意味、パニックになっていました。恐るべしメキシコ人。
宮城スタジアムからは仙台駅からシャトルバスもあったようですが、イマイチよくわからなかったのでJRで行きました。JRは試合当日につかえる割引切符を発売。300円という価格の安さ(正規で買ったらどのくらいなのかな?)とフリーパスという利便性で協力。今回はけっこうJRの割引切符を利用させてもらいました。
これはインディアンのような民族衣装?をまとったメキシコ人サポーターと女性サポーター。サンバにも似た不思議なリズムで踊っていました。
こちらはさらに?陽気なエクアドルサポーター。よく考えたらエクアドルはW杯初出場、見ているとW杯に初参加の初々しさみたいのも感じます。4年前の我々を見ているようです。
これもメキシコ人サポーター。前回のイングランドサポーターとは雰囲気が違うラテンのノリです。
これが後々悪名高き?宮城スタジアム。この日はめちゃめちゃ風が強くて物は飛ぶわ、砂は目に入るは髪の毛はゴワゴワになるはコンディションは良くなかったです。
そしてこれがスタンド。いすはちゃっちいち、シートピッチは狭いし、ピッチまでの距離は遠いし正直、W杯をやるにふさわしいかどうか疑問の残るスタジアムでした。
私の席はエクアドル側。しかしその中の1ブロックがメキシコ人サポーターの集団だったり、バイロム社のいい加減な発券が実態として明らかに。
それにしてもエクアドルサポーター、老若男女、はるばる南米からお越しになりました。中には「ブエナビスタ・ソシアル・クラブ」という映画に出てくるような歳を取った老人も結構いました。恐らく一生に一度しか日本に来ることなんかないだろうし、W杯がなければ日本になんか来ないだろうと思うと、なんとかいい思い出を作って欲しいと思います。
そしてエクアドルのビッグフラッグ。そういえばエクアドルサポーター、けっこう多くの人が黄色のアフロをかぶっていました。
そしていよいよ選手入場、タレントではメキシコに軍配が上がるが、前日、まさかのイタリアの逆転負けでエクアドルにもチャンスがあるだけにおもしろい戦いになりそうです。
メキシコ選手の国歌斉唱の時のおなじみのアイ~ンでなく敬礼をしての国歌斉唱。
エクアドルサポーターがゴール裏で日本人も巻き込んで応援しようと煽っています。ちなみに正面で横を向いている彼は相当熱いヤツで点が入ったときには号泣していました。ちなみに手前のカラフルなアフロをかぶった彼は試合後に「もう予選突破できないからチケットくれてやる!」と騒いでいました。私は断ったのですがちゃんと初勝利の横浜国際に行ったかな??
試合はエクアドルがカウンターで先制するもメキシコが底力をだして逆転勝ち。エクアドルの予選突破はなくなりました。試合後にさすがにエクアドルサポーターの落胆ぶりはすごいものがあり、階段に座り込んだりしていました、が、メキシコとエクアドル、同じスペイン語圏で近いと言うこともありユニフォーム交換なども行われていました。
が、試合後の宮城の誘導は最悪で動線はめちゃくちゃ、シャトルバスの乗り場も混乱し、途中で列を切るなどもしなかったためにパニック。誘導の手際の悪さを露呈しました。しかも行き先別に列を一応分けているもののそれがどうなっているかわからないため、さらに混乱。スタジアムの施設自体よくないのにさらに泥の上塗りという感じでした。
日本がロシアに勝利し、W杯の初勝利をしました。仙台の街でも試合後、盛り上がっていましたが、その盛り上がりとTVで映し出された東京の狂乱ぶりに逆に興ざめしました。だって騒いでいるのにわかサポーターばかりなんだもの。。。そんなの歌い方見ればわかるよ(苦笑)歌詞がめちゃくちゃだし。
by y_flugels | 2006-04-27 23:57 | ++FIFA World Cup