しびれる試合とはこのこと・・・

実は東京、ホームでの勝利は半年もなかったし、なにより下位の福岡が勝利をしていることもあり、相手は2位のガンバということで力だけ見たらガンバ有利、ということなのですが、なによりホームでの試合だし、この日は見に来れない友人曰く「ガンバにはホームでは相性がいいから・・・」というコメントもあり、よくよく考えると去年もこんな感じで逆転勝ち、ということで、一抹の期待を込めてスタジアムへ。去年もシニアデーだったんですね。
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今日はゴール裏に行きました。普段はバックスタンドで見ているのですが、今日の試合開始時の歌じゃないけど「今日は負けられない日」というかこれからは負けられない、ということで、今日は何としても勝ちたかったので、G裏で戦うことにしました。

さて、試合。前半はなんだろう。生で見るのは9月末以来だったのですが、ひどい、特に中盤から最終ラインまではスカスカ。簡単に真ん中でボールを持たせてシュートを打たせてしまう。これじゃあ何点取られてもおかしくない、という内容。目の前であんな失点を見せられると正直、はらわたが煮えくりかえる。しかも播戸に取られたのがむかつく。あのパフォーマンスなんなんだよ。だから柏のサポーターにやじられるんだよ。
それ以上に東京の選手の覇気のなさに腹が立った。最終ラインもそうだし、土肥のプレーにも精彩がない(練習の時にぽろぽろしていたからイヤな予感はしていた)

後半に入るもなんだろう?点が入る予感すらしない。なにより後ろからの押し上げもなければ、サイドがスカスカでそこに播戸に走られ決定的なチャンスを作られる。目を覆いたくなるようなシーンが続出。今日もダメなのか?そんな予感すら感じてしまう。憂太が平山に入って、中盤で少しボールがもてるようになってきたのと、ガンバも中盤はけっこう空いてきたので東京の時間帯もできつつあるが、いつもながらのゴール欠乏症。シュート打てよ、と思ってしまう。そして続いて倉又さんが切ったのは規郎。実にひさびさの登場。今日は気温が低いし、期待できる。そして宮沢を投入。どうなるか?一方のガンバは播戸を引っ込めてくれたので逆に私的にはラッキーだったように思える。そして、後半、ついにサポーター冥利に尽きる20分がやってきます。

まずは今ちゃん。この日も攻守にわたって大活躍、藤山のパスをうまく抜け出して、これまた技ありのキーパーをかわしてのゴール。これで1-2。でも正直、この瞬間は「これで終わりかなぁ~」とも思った。しかし、正にラッキーボーイ、というか今まで出れなかった鬱憤を晴らすとは子のことだね。実は今ちゃんのゴールのあと、サポーターの歌声もひさびさにボルテージが上がってきてイケイケになっては来ていたけど、どちらかというと心底というよりはそうでもしなきゃやってられない的な盛り上がりだったと思う。そこに来てあれですよあれ、規郎のワールドクラスと言ってもいいでしょう、すばらしいシュート。規郎は守備とかに難があるとはいえ、ヤツのいいところはこういうところ。あの左足は正に凶器だね。宮沢の正確無比な左足もいいけど、こういう試合では規郎のパワフルシュートの方が効果絶大だね。
今まで東京の選手のシュートは枠にいっても力のないシュートだったのが、目の覚める、それこと半年間の曇に曇った東京の選手を見るサポーターの目を晴らしてくれる弾丸シュート。いや、ほんときたない話、失禁しそうになった。(苦笑)世界ではよくゴールで心臓発作で亡くなる方もいらっしゃると言うがそれがわかるようなゴールでした。しびれた。あたり構わず、知らない人とまで抱き合う。
この瞬間、味の素スタジアムは完全にホームと化したね。すごい雄叫びと声援。地鳴りのような声をひさびさに聞いたね。さらに今度は規郎が基点になってナオのゴールをお膳立て。気づけば逆転勝利ですよ。この瞬間にはなんだかわからないけど、あたり構わず握手とハイタッチ、抱き合い、ぐちゃぐちゃ。全て目の前で起きたのが感激度倍増!宮沢も思わず煽りまくってたね。
この規郎のゴールが選手に勇気を与え、精彩を欠いていた徳永なんかにも伝播したし、最後は洋一にもその気迫が伝わって、最後のピンチも片手一本で防いだ。
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全体的な内容はどうあれ、後半残り10分の東京の戦いぶりはすばらしかった。お互い誤解をしてきた恋人同士が再びよりを戻した、そんな瞬間だった。いつもなら「眠らない街」で締めくくるロスタイム。すごく荘厳で誇り高く歌い上げられた「You'll Never Walk Alone」に思わず胸が熱くなってしまった。

帰り道の雨も何となく心の火照りをさましてくれる心地よい感じでした。
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by y_flugels | 2006-10-22 22:18 | ++FC TOKYO