ぐるっと浅間山【その1 横川~つわものどもが夢のあと】
日曜日に青春18キップお出かけ第2弾を行いました。
前日はフットサルチームのバーベキューだったのでちょっとお寝坊してのお出かけ。
上野から高崎線に乗って高崎まで出て、そこから信越線で横川へと向かいました。なぜに横川、かというと、昔は信越線は言うまでもなく高崎から長野まで続いていたのですが、長野新幹線の開通で横川~軽井沢の碓氷峠が廃止になり、横川で分断されてしまったのです。青春18キップは新幹線は乗れないので行けるのはここまで、となります。
横川駅、昔はここで電気機関車をつないで碓氷峠を登っていくのですが、線路の先は終点を表す終端があって、その先にはもう線路が続いていませんでした。
昔は軽井沢、長野方面の峠越えの町として駅もにぎわっていたんでしょうが、今はひっそりとしたローカル駅。駅前では昔、駅弁の売り子をしていたであろうおじいさんがジュースを売っていました(100円)。きっと新幹線の開通で長年の仕事を離れることになったのでしょう。
駅構内は昔の栄華のままの広さなのですが、新幹線が開通して8年、そのまま雨風にさらされた特急電車が放置されていました。
そして峠の番人として活躍していた電気機関車もそのままの状態で放置。鉄のかたまり、とはいえ、見るとなんだか寂しくなってしまいます。
駅前には峠のかまめしで有名な”おぎのや”の本店があります。今やドライブインの方がセントラルキッチンなどもあって有名になってしまいますが、やはり本店を訪れてかまめしをゲットしたいものです。
ここおぎのやの本店では店内でかまめしを食べることができます。ということで店内でやはりここまで来たら食べないわけにはいかないでしょう、ということでかまめしを購入しました。
ふたを開けるとゴボウの香りがぷ~んと漂ってきます。鶏肉、うずら卵、大きな煮椎茸(じつは椎茸嫌いなんだけどね<汗)、杏(杏も得意じゃないかも)、などいつもの具が乗ったかまめしが姿を現します。苦手な椎茸も杏もがんばって食べました。
このかまめし、いつ食べても変わらない味、もう望めないけど昔みたいに峠越えをしながら軽井沢の清涼な風を待ちこがれながら窓を全開にして食べたいものです。
スピード化の代償に失ったモノは大きいかも知れません。
by y_flugels | 2005-08-08 21:21 | +Travel & Trip