夜風が涼しい切ない夜 vs 山形戦
行きの新幹線の中で偶然隣り合った青赤な方とサッカー談義をかわす。3時間という長い道のりもあっという間。ホテルにチェックインすると、なんとエレベーターの中で副審らしき人と一緒(会話の内容とやけに日焼けした風貌はまさにそう)。その後寄り道して(後日アップ)いざ、んだスタジアムへ。スタジアムに着くと悪名高き(笑)イナゴ集団を待ち受けていたのは、屋台村。まさに夏祭りの縁日の様相。バスからだったのでうまく撮れなかったのですが、天童の温泉街は「ようこそFC東京」の幟がずらり。すでに戦意喪失の趣。。。
我がチームでもやっている「相手チームの名物を食べちゃおう」。山形は銀山温泉の有名なカレーパン屋さんはいからさん製のカレーパン。東京は煮穴子、焼穴子、そして深川飯の入ったカレーパン。なんで来るか想像つかなかっただけに、なるほど、と納得
で、買ったのはこちら。
中身はこんな感じ、といってもよく分からないですね。深川飯と言うことで、中にアサリなどが入ってましたが、味はやっぱりカレーの味が強くて、カレーパンでした。カレーパン自体はおいしかったです。
さらに山形名物といえば”どんどん焼き”。こちらを並んで購入・・・。
こんな感じでお好み焼きの生地を薄くのばして、お箸に巻いてできあがり。
どんどん焼き。生地がやや粉っぽい感じがするのもなんだか縁日に来た気分。
ここにはあやしい山形のキャラクター。山形駅などによく貼ってあります。
後ろ姿はこんな感じ。
これは総選挙が近いので山形の選挙キャラクター。ハーフタイムに巡回しているときに事件が。
平日のアウェイだというのにたくさんのサポーターが訪れていました。
さて、ようやく、試合。この時点でかなり戦意喪失気味なのですが(笑)、週末の鹿島戦を前に、特に前節、ドローだっただけに、勝っておきたい試合。
スタメンは累積で前節出場停止だった梶山が復帰、またブルーノと長友も戻ってきました。ケガのナオの代わりには達也がスタメン。
水曜のナイターだというのに山形のゴール裏もかなりサポーターが集まっていました。そういえば最近、念仏応援あんまりやらないですね。
試合は前半から前節の横浜戦同様、それなりにボールは回せているものの、トップと中盤の間が空いてしまっているせいか、なかなかチャンスが作れない、そんな感じでした。そして山形のカウンターに肝を冷やすシーンも何度かあり、なんとなく、前節の横浜戦同様、疲れなのか、チーム全体が精彩を欠いているそんな感じの内容でした。しかも、長友がサイドを突破するとセンターリングをあげても誰もいない逆サイドに放り込むだけという、春先に見たよくないパターンを見ることとなりました。
そんな感じで点が入りそうで入らない、そんなモヤモヤした感じで前半は終了。
ハーフタイム。山形のキャラクター。
そしてこちらは先ほどの選挙キャラクター、なんと周回中にズボンが脱げるハプニング。
しかし、ハーフタイムおもしろかったのは、ケアンズから来たという人が、伝統的な祈りを捧げて山形の勝利を祈るというイベント・・・すごかった、いろんな意味で。そんなわけで東京サポーターからは「もう一回!」コールが。。。
前半のグダグダは後半に入り、さらに輪をかけてすごくなります。
もう、パスはつながるんだけど、人が動かないから出しどころがなくて糞づまり状態。ロングボールで平山、カボレを狙ってもそれをフォローする選手が飛び出してこないのでことごとく相手に拾われる展開。さらに疑問だったのは選手交代。あそこで草民、浄という選択肢は正直、理解に苦しむ交代でした。少なくともあれだけ、手詰まりだったのだとすれば、大竹を出すべきだったと思うし、案の定、前々から感じている、草民の無理やりドリブル突破→失敗→カウンターという悪循環の繰り返しでした。
そして、すごくイヤな予感、押されている時間帯に、その予感は的中。
焦って急いでやったリスタートを相手にカットされて、そのままカウンター、ドフリーの長谷川悠の頭で決められ、先制。こうなると、東京、ガタッと来た感じで、焦りのプレーの連発。赤嶺が入っているもなかなかいいボールが供給されず、イライラの続く展開。
ロスタイムのセットプレーでは権田があがってきて気持ちを見せるプレーを出しましたが結局、0-1で試合終了。なんとなく「山形だから勝てるよね」っていう雰囲気も我々サポーターも持ってしまった、選手におごりがあったとは思いませんが、なんとなくそんな、感じの試合でしたし、精彩を欠くないようだったと思います。それは選手だけでなくベンチワークも含めて、そんな感じでした。
そんなわけで山形でのアウェイ、なんだか夜風が寒い、モヤモヤだけの残った試合でした。鹿島戦、このサッカーだと正直、きついんじゃないか、とすら感じました。春先に感じたモヤモヤ感が戻ってきた感じです。
この試合の主審は家本、やはり、ハンドの見逃し?とかあやしいジャッジはありましたが、さすがに審判アセッサーで小幡さんが来ているせいかそれほどひどくは感じませんでした。
とりあえず、この試合の負けはハーフタイムの山形への祈りのせい、とでもしないと、気が収まらない感じです。
でも、とりあえず、来年も山形遠征はしたいな。
by y_flugels | 2009-08-19 23:01 | ++FC TOKYO